STEP.1 利用者からのクレーム
監視機構や障害切り替え機構を導入していない企業の場合は、利用者側がシステムの異常に気づき、クレームという形でIT管理者に通知されます。 |
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STEP.2 アプリケーションとハードウェアの障害切り分け・ベンダ連絡
障害の原因がアプリケーションなのか、ハードウェアなのかを切り分け判断した上で保守ベンダに支援を仰ぎます。さまざまな切り分け操作や、目視確認、ログや設定情報の提出などを求められる上に、普段は実施していないオペレーションであるため、高度な技術力を有さない場合は多大な時間がかかる可能性があります。相互に関連するシステムが多い場合はシステムの特定にも技術力と切り分けの時間を要します。 |
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STEP.3 ハードウェアの障害箇所の特定と機器交換依頼
ハードウェア障害ということが判明した後に、今度はどの部品が故障したかを特定する必要があります。ここでもハードウェアの診断ユーティリティやログの確認など不慣れなオペレーションを強いられます。 |
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STEP.4 機器交換作業
ハードウェアの保守ベンダのエンジニア、もしくは管理者自身の手で障害部品を交換します。障害が発生してから交換までに半日から1日以上はかかることは想像に難くありません。 |
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STEP.5 リカバリ作業
障害の箇所によっては、OSの再インストール、再設定、更にデータの復旧を強いられることがあります。事前の専門知識なくこの作業を実施することは専任管理者ではない兼任管理者には荷が重いだけでなく、システムの状態を更に悪化させることもあります。データ量によってはこの作業だけで1 日から2 日以上かかることもある骨の折れる作業です。 |